喀痰吸引等制度の概要
制度の趣旨
これまでたんの吸引や経管栄養の実施は原則として医師や看護師以外は認められておらず、介護職員等によるたんの吸引等はやむを得ない措置として一定の要件の下に運用されていました。
この研修の習得により介護職としてのケアは勿論様々な状況の利用者様のケアを行うことができます。
介護福祉法に定められた研修課程には、第1 号・第2 号・第3 号の区分があり、各区分は次の通りです。
介護福祉法に定められた研修課程には、第1 号・第2 号・第3 号の区分があり、各区分は次の通りです。
ジャパンホームケアスクールでは介護事業所のニーズに応えるべく第1号・第2号研修を行っております。
喀痰吸引等研修(第1号・第2号研修)の流れ
本研修では、講義にて基本的な内容を学習し、その後認定評価(筆記試験)を行い合格した者は演習へ進みます。
演習及び実地研修については、技術が習得できているかを確認するためプロセスの評価を行います。
- 講義にて、喀痰吸引・経管栄養の手順を学びます。
対面式の講義なので、不明な点はすぐに講師にたずねることができます。
吸引等の内容だけではなく介護の現場において身につけておくべき医療的な内容も講義に盛り込まれています。(50 時間 20 日前後を要します)
- 講義で学んだことを確認するための試験です。
合格された方は演習に進むことができます。
- 演習では5 人1 組となり、シミュレーターを使い本番に近い環境で喀痰吸引・経管栄養の練習を行います。(15 時間 3~4日間前後を要します)
- 実地研修の体制が整っている施設にて看護師の指導の下に利用者様にご協力をいただき、喀痰吸引等の提供を行う為の知識・技能を習得しているか否かを評価します。
- すべてのカリキュラムを修了した方には、修了証明書を発行します。